フィンチャー監督はこのように述べた。
「『ダークナイト』(バットマン3部作の2作目)がここまでの大ヒット作にならなかったら、『ジョーカー』が大ヒットを狙えるとは誰も思わなかっただろう。」
「僕はあのような題材を観て、このように思う人はいないんじゃないかと考えている。 “『タクシー・ドライバー』のトラヴィス・ビックルと『キング・オブ・コメディ』のルパート・パプキンを混ぜ合わせてキャラクターを作り、精神的な病を抱える人を裏切るような罠に陥れて、10億ドルを稼ごう”なんてね。」
このような表現に対し、SNSではフィンチャー監督が実際に『ジョーカー』が「精神的な病を抱える人を裏切る」として非難したのか否かについて、議論が高まっている。
「人々はフィンチャーの言葉の一部だけ引用していると思う。彼は精神的な病の人が社会から裏切りを受けていると言いたいのであって、映画が彼らを貶めているとは言っていないと思う。」
「私は、彼の言葉は『ジョーカー』が精神的に病んでいる人を裏切る行為だ、という意味だと確信していますよ。」
「みんなはフィンチャーのジョーカーに関する意見を勘違いしているみたいだね。見出ししか読まないからだよ。」
こういった意見の他、フィンチャー監督の発言を称賛する声もあがっている。
「フィンチャーは『ジョーカー』が『タクシー・ドライバー』と『キング・オブ・コメディ』から影響を受けたと認めたね。」
「『ジョーカー』は大好きだし、人がどう思おうが全く気にしない。デヴィッド・フィンチャーの姿勢も気に入った。」
画像1~3、5枚目は『Todd Phillips 2019年11月25日付Instagram「Some more random BTS pics.」、2020年2月10日付Instagram「How ‘bout our boy last night?」、2020年4月26日付Instagram「Some more random shots, cause people are digging them.」、2019年11月4日付Instagram「Some more random BTS pics from the movie.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)