生きた動物がネットで販売された上にその配送が遅れ、物流会社が法律順守のために受け取りの署名を拒否してしまった可能性があると指摘している。さらにこのような動物遺棄の現状について、こう述べた。
「このたびの悲劇は、運送会社内の連絡の不手際と輸送規制を行政が徹底してこなかったことにより起こってしまったのです。」
「もちろん売り手にも、買い手にも責任があります。」
荷物に添付されていた伝票によると、動物の梱包された箱は中国の運送会社「ユンダ(Yunda)」による速達便「ユンダエクスプレス」を利用して送られていたという。
同社の従業員2名は『Global Times』に「(今回の動物遺棄に関しては)認識していなかったが、普段から行われていた」と語っており、しかも「動物は(呼吸ができるよう)穴のある箱に入れて運ぶんだ」と話したそうだ。
ちなみに中国では、生きた動物を通常小包で郵送することは法律で禁じられている。しかしながら1990年に立法されたもののこの法律に対応する罰則措置が定められていないため、行政が直接違反者を罰することは難しいのだという。
ホアさんはこのような動物遺棄は動物愛護の観点から、また人間の公衆衛生の面からも許されざることであり「動物を違法に買ったり、移送したりするのではなく、動物が欲しいのであれば保護動物たちを受け入れてください」と『CBS News』を通じて人々に訴えている。
画像は『LADbible 2020年10月1日付「5,000 Cats, Dogs And Other Animals Found Dead In Packages」(Credit: Utopia)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)