夫妻は丸一日を一緒に過ごした。夜は病院から許可を取ってメイシーちゃんと同じベッドで過ごし、手と足にペイントして手拓と足拓をとり、できる限り思い出となる日を作った。そしてメイシーちゃんが倒れてから2週間後の8月21日、生命維持装置を外されて静かにこの世を去った。
メイシーちゃんの葬儀は9月18日にしめやかに行われた。ちなみにイギリスでは故人が亡くなってから1週間、時には2週間もの期間を置いて葬儀を行う場合もあるそうだ。
葬儀を終えて1か月が経ち、母親のサリーさんはようやくメイシーちゃんについて語ることができるようになったという。健康に見えたメイシーちゃんの死の原因となった動脈瘤について、サリーさんは「メイシーの頭の中で時限爆弾が爆発するまでの間、カチカチと時を刻んでいたのです。それはいつ爆発してもおかしくない状態だったのかもしれません」と語っている。
またパンデミックの大変な時期を過ごしてきたサリーさんとイアンさんだが、メイシーちゃんが亡くなる前の2~3か月間、自主隔離により自宅でメイシーちゃんと一緒に貴重な時間を過ごすことができたことが幸いだったと明かしている。
画像は『The Sun 2020年10月15日付「SCHOOLGIRL TRAGEDY Healthy girl, 10, collapsed and died after saying ‘Mummy, I don’t feel well’ as she suffered hidden brain injury」(Credit: JustGiving)』『Mirror 2020年10月15日付「Girl, 10, died with no warning because of ‘time bomb ticking in her head’」(Image: Sally Gooderham)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)