今度は来園客に対して「失せろ!(Fack off!)」などと罵倒し始めた。しかし来園客にとって5羽の罵倒はあまりにも滑稽に見えたようで、園内の注目の的となった。
しかし同園では、週末になると幼い子供も多く来園することからそのような言葉を子供達に聞かせることができないと判断し、5羽を観覧エリアから裏の飼育エリアへと隔離することにした。同園の最高責任者であるスティーヴ・ニコルズさん(Steve Nichols)は5羽について次のように語っている。
「私なんてヨウム達の前を通り過ぎるたびに『太ったバカタレ!(Fat twat!)』って叫ばれるんですよ。5羽は短期間にお互いを罵倒し始めました。『失せろ!(Fack off!)』がよく使う言葉ですかね。」
「過去25年間で何羽か、ちょっとだけ悪い言葉を話すオウムを受け入れたことがありました。私達は口汚いオウムに慣れていたはずだったのですが…。」
「たまたま同じ時期に5羽を受け入れ、一緒の囲いで飼育してしまったため、悪態をつくヨウムだらけになってしまったというわけなんです。」
同園はもともとオウムの飼い主を支援することを目的として設立され、園内には約2000羽以上ものオウムを含めた鳥類が飼育されている。5羽のヨウムは現在、オウム達が生息する囲いの中で過ごしているが、同園の飼育員は「オウムから適切な鳴き声を学ぶことを期待している」と話したそうだ。
ちなみに同園では“チコ”という名のオウムが飼育されており、チコは最近ビヨンセの『If I Were A Boy』を熱唱するオウムとしてメディアに大きく取り上げられた。パンデミックで収益が落ち込んだ分、歌の上手なオウムと口汚いヨウムが同園の売り上げに一役買ったようだ。
画像は『Lincolnshire Wildlife Park 2020年9月29日付Facebook「The famous swearing parrots unveiled….」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)