ベントレー君を連れてレイシーのもとを訪れたのだった。 アシュリーさんはその時の様子をこう振り返っている。
「彼らはすぐにお互いに夢中になり、意気投合したようでした。」
「ベントレーがレイシーを腕に抱いて引き寄せると、皆がその光景に涙したんです。」
同シェルターの責任者リディア・ザットラーさん(Lydia Sattler)によると、口唇裂で生まれてきた犬を抱えるのはこのシェルター始まって以来だという。リディアさんはベントレー君とレイシーの初めて対面について、以下のように話している。
「彼らが一緒にいる姿を見て私たちはつい涙してしまいました。」
「1000マイル以上離れた場所から子犬がやってきて、そしてたまたまベントレー君のお父さんがここに来るなんて滅多に起こり得ることじゃありません。なんていうか、ただただ素晴らしいことです。」
「子犬はすぐにベントレー君の愛を一心に受け取って、本当に喜んでいました。」
その後、ベントレー君一家の家族として迎え入れられたレイシーは、ベントレー君と片時も離れることなく一日中一緒に過ごしているそうだ。
アシュリーさんは口唇裂が偶然だとしても、レイシーはベントレー君のもとに来るべきしてやってきたとしてこのように考えているという。
「ベントレーはこの犬が自分と同じ状態だということを分かっています。」
「息子が子犬と共通点をもち、共有している姿はすごく素晴らしいものです。」
ブランドンさんも「ベントレーは、もう自分が一人きりと感じることはないでしょう。レイシーは息子の遊び相手という以上に、今後ベントレーにとって重要な仲間となるはずです」と語った。
まさに運命の出会いを果たしたベントレー君とレイシーは、これからもお互いを支え合いつつさらに強い絆を深めていくことだろう。
画像は『Washington Post 2020年9月10日付「A puppy with a cleft lip is adopted by a boy with a cleft lip: ‘They instantly loved each other’」(Lydia Sattler)(Family photo)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)