自分が女性でもあり男性でもあるといったインターセックスとして生きていく中で気持ちの整理がつけられず、孤独に襲われることもあったという。また学校では「レディーボーイ」「トラニー(LGBTに対する蔑称)」と蔑まれることもあったようだ。
ダニさんは自分の性に関して次のように語っている。
「インターセックスと分かった時、実際に驚くことはなかったのですが非常に肩を落としました。でも長い間、自分の身に起きていることを言葉で言い表すことができなかったので、これできちんと理解できたことに安心しました。しかしインターセックスということを受け入れるのが怖くもありました。」
現在のダニさんは、自分がインターセックスであることを受け止め、自分の経験を共有することで全ての人々が自分と異なる人達に対しての理解を深めるように訴えており、次のように述べた。
「私はインターセックスであることは呪われたも同然だと思っていました。しかし今ではそれが神からの祝福だと思っています。だって私は、“女性は、または男性はこうあるべき”という束縛から解放されたも同じなのです。」
「私は世界中の人達にインターセックスやトランス、性同一性障害といった言葉がより認識されて受け入れられるようになることを推進して行きたいと思っています。私達の身体やアイデンティティ、文化の違いなどは祝福すべきものなのです。さあ皆さん、自分と違う人達に親切にしようじゃないですか!」
画像は『Metro 2020年8月25日付「Woman born with testicles in her stomach wants to change the way the world sees intersex people」(Picture: MDWfeatures / @inter_sexy)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)