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南アフリカ・ケープタウンのビーチ沿いにある人気のレストランバーに、珍客がやってきた。疲れ果てて助けを求めるかのようにドアを叩く様子に、人々は心を打たれたようだ。『News24』などが伝えている。
テーブルマウンテンが一望できるマリンスポーツで有名な町テーブルビュー(Table view)。そこに住むエルナ・ベアツェさんが仕事に一区切りつけた時、1頭のオットセイが道路を渡っているのを目にした。もちろんケープタウンだからといって、オットセイを街中で見かけることはほぼない。オットセイがビーチ沿いにある6車線もの道路を渡っていく様子を目にした人は海のほうへ追いやろうと声をあげていたが、オットセイはそんな声など聞こえないようにネオンが灯るレストランバーへと近づいていった。
このレストランバー「パカロロ(Pakalolo)」は普段であれば多くの人で賑わうが、ロックダウン中の現在はテイクアウトのみ営業していた。オットセイはそこに食べ物があるのを知っているかのようにガラスのドアに頭を叩きつけ、さらにもう一つのドアに移動して立ち上がって前足でドアを叩いた。その姿はお腹がすいて、助けてほしいようにも見える。レストランバーのマネージャーは、SPCA(動物虐待防止協会)に救助を求めた。
オットセイは空腹で疲れているように見えたため、ベアツェさんは近所のスーパーでソーセージを買うとそれをオットセイのほうへ投げたが、興味がなさそうで食べることすらしない。ベアツェさんは「きっとペスカタリアン(魚介類を食べる菜食主義)なのね」とジョークを言いながらも、