娘に降りかかった突然の事故を「信じられない」といった様子でこう語った。
「事故が起きた直後、妻はマンションの窓が開いている部屋がたくさんあったことを確認しています。ただ犯人を捜す時間もなく、妻は娘と一緒に病院に向かいました。娘は15日夜にはかなり危険な状態に陥り、正直なところ『もう助からないのでは…』と心配しましたが、今はなんとか落ち着いています。医師らは24時間体制で監視を続けていますが、『娘の脳がどれだけ損傷を受けているのか、今後の発達にどのような影響が現れるのか』と考えると非常に不安です。」
なお深セン市南山区の警察はこの事故についての捜査を進めているが、同マンションには監視カメラが設置されておらず未だに犯人は分かっていない。シャンプーボトルが落下したとみられるマンションは20階建てで170世帯が暮らしており、弁護士は「もし誰も名乗り出ない場合、マンションに住むそれぞれの世帯に損害賠償を請求する形になるでしょう」と語っている。
赤ちゃんの頭は柔らかく頭蓋骨の発達が十分ではないため、頭部外傷は後遺障害に繋がることも多い。2018年3月には中国広東省東莞市で、マンション24階のバルコニーから落下したリンゴが、マンション下にいた当時生後3か月の女児の頭部を直撃した。女児は重傷を負っており、リンゴを落とした当時11歳の少女の保護者は今年4月、賠償金約2800万円(185万元)の支払いを命じられている。
画像は『Daily Star 2020年5月15日付「Baby left with deformed head after shampoo bottles fall from high-rise and hit her)」(Image: AsiaWire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)