ホーリーさんが恐れていたことが現実となってしまった。オーラちゃんはヘルペスウイルスに感染し、皮膚にできた赤い発疹が頭や顔に広がり、さらに左目の角膜にも異常が見られた。角膜の感染が重症化すると失明する恐れもあるため、ホーリーさんはすぐに病院に足を運び、医師の診断を仰いだ。ホーリーさんはこのように振り返っている。
「娘が失明するのではと考え始めたら、恐ろしくて仕方ありませんでした。幸いなことに目の腫れは24時間後に引き、失明することはなかったのですが、赤く腫れあがる患部を見た時はかなりのショックを受けました。まさか娘が…と思いましたが、医師にはキスだけでなくウイルスが付着した手で触ることでも感染すると言われました。」
「オーラがヘルペスウイルスに感染したのは、運が悪かったとしか言いようがありません。娘は病気と闘って何とか乗り切りましたが、1歳3か月になった今でも娘へのキスは禁止しています。感染症に罹った娘の写真がより多くの人の目に触れ、ヘルペスがいかに怖い病気であるか周知できればと思います。」
ヘルペスは抗ウイルス薬で治療が可能だが、免疫系の機能が低下している人が感染した場合、食道に潰瘍ができたり、肺炎になることもあり、脳にウイルスが侵入すると錯乱、発熱、けいれん発作などを起こし死に至ることもある。2017年には、訪問者からのヘルペスウイルス感染により、米アイオワ州の生後18日の赤ちゃんが髄膜炎を発症して命を落としている。
画像は『The Sun 2020年3月2日付「‘JUST DEVASTATING’ Mum shares shocking pics of six-month-old baby daughter who contracted herpes」(Credit: Hollie Cruickshanks)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)