自身のYouTubeチャンネルでは次のように訴えている。
「私が幼い頃、学校の教科書やマスメディアは気候変動問題をヒステリックに訴えていました。そんな中で育ったこともあり、私自身が気候変動について危機感を持っていたのです。そして無垢だった私は、樹木にハグすることで地球を救うことができると思っていました。しかし実際にはそうではないことが分かりました。」
「気候変動の警鐘を過剰に鳴らすことは、まさに人道に反する卑劣な思想だと言えます。私達は主なエネルギー源である化石燃料を使うことで多大な恩恵を受けていることについては考慮されることもなく、得られた豊かさにまで罪悪感、羞恥心、嫌悪感を持って見下すように教えられてきました。」
「周りを見渡してください! 私達は急速な進歩と革新の素晴らしい時代に生きているのです。私達がそれを誇りに思うことは許されないのでしょうか。誇りどころか議論することさえ許されず、真の科学者が職を失っているのです。」
ナオミさんは同研究所で活動することで1900ユーロ(約22万8千円)弱の月給をもらっていることを認めており、これはドイツの月平均手取り額とほぼ同じということだ。
同研究所の公式サイトにはナオミさんのメッセージ動画が掲載されているが、その中で彼女は「あなたにとって非常に良いニュースがあります。気候変動によって世界が終わることはありません。実際に12年後にはあなたは“iPhone 18”で何気なく写真を撮っていることでしょう」と話している。
画像は『Metro 2020年2月25日付「Teenage climate change denier hailed as ‘anti-Greta’ by far-right groups」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)