受け入れられなかったようだ。彼女はその時のことをFacebookにこう綴っている。
「私の夫は今、船から降りました。ごめんなさいね、大げさだと思うかもしれないけど、もしあなたの夫が目の前から連れ去られたらと想像してみてください。夫と再会できるのはいつになることやら…。私は職場で『根性がある』なんて言われるけど、今日ばかりはそうもいかないみたいです。今は夫とまた笑って話せる時までの日を数えています。」
一方のアランさんは、日本の医療機関で過ごす日々に戸惑いもあるようだ。彼もまたFacebookに今の状況を投稿しており、医療スタッフに「朝食に卵料理が食べたい」と申し出たものの言葉の壁のせいかうまく伝わらなかったことや、日曜日にシャワーを浴びることができないことなどを綴っている。
夫妻はスマートフォンで時々会話をしているようだが、ウェンディさんはFacebookで「アランさんがいなくて寂しい」と吐露している。他の乗船客とともに今月19日まで船内で待機しなければならないウェンディさんだが、今月11日には誕生日を迎えるものの、アランさんのいない寂しい誕生日となりそうだ。
このアランさん・ウェンディさん夫妻以外にも現在、乗船客らがSNSで船内の情報を投稿している。なかには美味しそうな夕食の写真とともに「待機4日目、これが夕食よ。トランプ大統領の助けはいらないかも!」や、日本の高校生からの応援メッセージの動画を見ながら「私たちに愛と励ましをありがとう」と感謝するものも見受けられた。
画像は『Wendy Marshall 2020年1月16日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)