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ユニバーシティ・ホスピタルズ・ブリストルNHS財団信託で働き、共著したデニズ・アタン医師(Dr Denize Atan)は少年の症状について次のように説明している。
「ビタミンの著しい欠乏によって彼の目と脳をつなぐ視神経がダメージを受けたようです。これは栄養欠乏性視神経症と呼ばれ、十分な栄養がとれないアフリカなど開発途上国で見られる症状です。」
栄養欠乏性視神経症は遺伝で起こることもあるというが、アタン医師によると少年はジャンクフード中心の食生活が原因だと話している。また少年の聴覚障害と視覚障害については、ビタミンBと銅の不足から来ているとも明かした。
少年はサプリメントを摂取し栄養バランスは改善できたものの、視覚と聴覚が回復することはなかったようだ。また彼は視力低下のせいで仕事に就くこともできず、友人もあまりいないとのことだ。
19歳になった彼は、特定の食感、ニオイ、味があるものや見た目が好ましくないものをいまだに食べることができず、回避・制限性食物摂食障害(ARFID)に苦しんでいるという。
画像は『The Irish Post 2019年9月2日付「Teen left blind and partially deaf after living off diet of chips, sausages and crisps」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)