成長期だった10代の頃にダイエットとエクササイズにハマった少女は、拒食症と過食症を繰り返す摂食障害に陥り7年間闘い続けてきた。しかし今年3月、彼女は21歳の若さでこの世を去ってしまった。娘を亡くした母親は摂食障害がどれほど危険であるかを他の人にも知って欲しいと、悲しみの中で心情を吐露した。英メディア『The Sun』などが伝えている。
北アイルランドのダウン州キリーリーで、家族と暮らしていたソフィー・ブリッジェズさん(21歳)が自室で息を引き取ったのは今年3月17日のことだった。
ソフィーさんは、10代の頃に自身の体型を気にするようになった。ダイエットとエクササイズに興味を持ち始めたのは13歳の時で、身長160cmで体重が69.8kgあったという。母シャロンさん(47歳)は、当時のソフィーさんのことをこのように話している。
「仔犬のような体型とでもいうのかしら。ちょっとぽっちゃりしていたぐらいで、決して太ってはいませんでした。まだ10代だったし成長段階でもありましたから。でも、2009年の夏頃からエクササイズを始めてヘルシーな食生活をするようになりダイエットが順調にいっていたので、家族でソフィーはよくやってるねと褒めていたんです。」
しかしジム通いに拍車がかかり常にエクササイズをするようになったソフィーさんは、食事の量をかなり制限するようになった。ダイエットを始めて6か月間でソフィーさんの体重が44.5kgになった時には、さすがにシャロンさんも心配し始めた。シャロンさんは娘をGP(一般診療クリニック)へ連れて行くも、ソフィーさんが食事をほとんど摂らない生活をやめることはなかった。やがて拒食と過食を繰り返すようになり、2009年後半には医師から「臓器が機能を失い始めているので、もって数週間の命だろう」と二度も告げられていたという。
ソフィーさんは入退院を繰り返すようになり、