あまりにも時間がかかったために運転手が注意したことに端を発したとみられている。その後バスが走行してもお互いに口論が続いていたようだ。
そして運転手がブレーキをかけた際に3人の荷物が倒れ、少女が転んでしまった。このことが更に女性2人を苛立たせたようだ。
この問題は、お互いが被害届けや起訴するなどの事態には発展しなかった。しかし動画を見た地元の民主党議員である鄺俊宇(ロイ・クン)氏は、女性2人による運転手への蛮行を許すことができず、警察に暴行を加えた女性を捜査するよう依頼するとともに、次のような手紙を送った。
「バスの運転手にとっては走行中、運転に集中することが非常に重要なのです。自宅に帰る、または仕事に向かう乗客のため一生懸命に働いているのです。」
「もし、乗客が気分の悪い思いをしたとしても、運転手に暴力や暴言を吐いたりするなどもってのほかです。今回の女性達の失礼な態度は社会が受け入れないでしょう。」
これにより騒動が起きた2日後の17日の朝に警察官は3人が宿泊していた「オーベルジュ・ディスカバリー・ベイ・ホテル」へ捜査に訪れたが、既にチェックアウトした後だった。しかし警察では、別のルートで捜査を続けているという。
今回、暴行を受けた運転手のバス会社は「当時、運転手と乗客に関する問題の詳細は警察には報告されていなかった」と話している。しかし同社はバス車内搭載のカメラとオンラインで拡散されている動画を見直した後、警察に調査依頼をしたとのことだ。
画像は『巴士台 HK Bus Channel 2019年1月16日付Facebook「16/1 愉景灣昨日發生一宗乘客襲擊車長事件。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)