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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】重度の障がい抱える13歳少女を放置し死なせた母に、懲役60年の可能性(米)

実際に遺体が発見されたのは警察が生活保護給与者調査にやってきた29日で、ニコルは娘が亡くなってから5日間も放置していたことになる。育児放棄の末、子供を死に至らしめた罪1件とアンフェタミン所持3件の容疑で逮捕されたニコルには、別れた夫との間に他にも3人の娘がおり、同じ家で暮らしていたようだ。警察の調べに対して「朝に娘を学校へ向かわせる準備をするのが面倒だったから、病気で休むことにしておけば楽だと思った」とブリアンナさんが数か月間も登校していなかったことを認め、さらに「いつ、ブリアンナに食べ物を与えてオムツを変えたのか覚えていない」とも供述した。

今年6月11日にアップルトンのアウタガミ郡裁判所で行われた裁判で、メリンダ・テンペリス検事は「どれほど苦しかったことだろう。かわいそうな少女は自分の母親に世話をしてもらえず、ゆっくりと命をすり減らしていったのだ」と語った。現在は保釈金30万ドル(約3,300万円)が設定されているニコルだが、後の公判で有罪となればウィスコンシン州法での児童虐待の最高刑25年と最高12年半の薬物所持3件分が加わり、60年の懲役刑が科せられることになる可能性もあるという。

元妻の裁判を傍聴していたブリアンナさんの父グレッグさんは、「60年の刑期が十分かどうかはわかりません。今はただ、傷口がパックリと開いてしまったかのような気持ちです。ブリアンナは2003年11月11日に生まれ、最初は1年半しか生きられないだろうと宣告されていました。娘が母親にこのような対応を受けてきたなんて残酷すぎるし、信じられない気持ちです。こんな形で娘が命を失ってしまうなんて悲劇でしかありません」と悲しみを露わにした。

頼るべき母親に見捨てられ、ゆっくりと死に追いやられたブリアンナさんの絶望や悲しみは計り知れない。ニコルの予備審問は6月19日に行われる予定である。

画像は『Metro 2018年6月13日付「Girl died of sepsis after mother left her sitting in excrement-filled diaper」(Picture: Appleton PD)(Picture: GoFundMe)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

重度の障がいを抱えていたブリアンナさん(画像は『Metro 2018年6月13日付「Girl died of sepsis after mother left her sitting in excrement-filled diaper」(Picture: GoFundMe)』のスクリーンショット)

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