川沿いの羊をアナコンダが襲う瞬間 数秒で首を絞め上げ水中へ(ブラジル)<動…
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それからは24時間体制でフランキーレンさんの心拍数、血流、血圧、酸素量などをモニタリングする日々が続いた。意識のない母親に代わって医師、看護師、栄養士、理学療法士などが交代でお腹の赤ちゃんに語りかけ、歌を歌って励まし続けた。フランキーレンさんのベッドは家族写真などが飾られ、双子のことを知ったブラジルの人々からはたくさんの寄付が寄せられた。ただこの病院では前例がなかったため、リヴァベム医師はポルトガルで脳死患者の体内で107日間胎児が育ったケースを取り扱ったことのある医師へ協力を求め、超音波検査をしながら胎児の状態を観察した。
幸運にも胎児はフランキーレンさんのお腹の中で順調に育ち、今年2月に妊娠7か月の状態で帝王切開によって無事誕生した。その後、フランキーレンさんの心臓と腎臓は臓器提供のために摘出され、人工呼吸器が外された。
妻を亡くすという悲しみを堪えながらも、元気に生まれた男女の双子は5月末に退院し、ムリエルさんが仕事をしている間はフランキーレンさんの母親であるアンジェラさんが世話をしているという。この先、子供たちが母親に会うことは叶わないが、母の強さを持って生まれてきたことは間違いないといえよう。
画像は『Metro 2017年7月11日付「Brain dead mother gives birth to twins after 123 days on life support」(Picture: Caters)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)