ワニの腹部から子供の遺体の一部、両親の目の前で襲われた8歳男児か(コスタリ…
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2006年、イスタンブールのアタテュルク国際空港に大火災をもたらして世界の大きな注目を集めた「TAK」は、メンバーの大半がトルコ系クルド人。活動の拠点はトルコに接するイラク北部のクルド人居住地域で、これによりトルコ南東部の治安は加速的に悪化。自動車に爆弾を仕掛ける、あるいは自爆テロが主たる手段で2016年2月には首都アンカラで28名が死亡。同12月にはイスタンブールで188名が死傷。また今年1月にはイズミルの裁判所前でも13名が死傷した。欧州にも大勢の分子が存在するため、地中海やエーゲ海の人気リゾート地でも観光客を巻き込むテロ行為を展開している。
TAKは事件後に出す犯行声明においてトルコ政府はファシストと批判しており、「自分たちはその報復行為に出ている。トルコ経済を観光産業が支えているのであればそれを破滅に追い込む」と訴えてきたほか、観光目的の外国人にも「トルコを訪れるのは危険だ」とたびたび警告している。温暖な気候でゆったりとくつろげる地中海沿岸のリゾート地、イスタンブールやカッパドキアといった美しくも珍しい観光スポットを多数有するトルコだけに、一日も早く平和な日々が戻ることを祈らずにはいられない。
出典:在トルコ日本国大使館 領事メール6月7日(治安情報)(http://www.tr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000098.html)
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)