writer : tinsight-takazawa

夫婦別々の夕食で嬉しいのは「作り置き」がダントツ 一方で“がっかり”メニューも

今年の3月に20~50代の既婚男女250名ずつに実施された「夕食の作り置きに関する調査」によると「夫婦そろって夕食をほぼ毎日(週5日以上)とっている」人は、約半数(53.6%)しかいないそうだ。「夫婦そろって夕食は食べない」という人も7.0%いた。その理由としては「夫婦どちらかの仕事の帰りが遅いから」が81.5%と圧倒的であった。

週に何回、夫婦そろって夕食を食べるか

では、夫婦一緒に夕食をとれないときには、どのような夕飯を食べているのか質問すると「作り置き(76.8%)」が2位を大きく引き離しトップに。続けて「外食(23.8%)」「買い置き(16.8%)」「コンビニ弁当(12.6%)」「お弁当屋さんなどで買う(9.6%)」という結果になった。夜遅くまで開いている飲食店も増え、中食が注目されるほど充実したお惣菜も手軽に購入できるが、手料理の「作り置き」がメインであることが分かった。また、「夫婦揃って夕飯が食べられない際、どのようにして食べたいか」を質問したところ、こちらも最多は「作り置き(62.4%)」であり、「作り置き」に「ありがたい」と感じる人が9割いることも判明した。

作り置きでがっかりするメニュー

このように仕事などで遅く帰宅したときに「作り置き」を食べたいと望んでいる人が多い一方で、食卓に並んでいるとがっかりしてしまうメニューもあるようだ。「作り置きで出てくるとがっかりしてしまう食べ物」について聞いたところ、1位「煮魚(26.9%)」、2位「焼きそば(23.9%)」、3位「炒飯(19.4%)」、4位「野菜炒め(16.4%)」…という結果が出た。これを見ると、どうやら時間が経ったり、電子レンジで再加熱すると、食感が損なわれるメニューが多そうだ。また夜遅いため油っぽいものも好まれないようだ。今回の調査を実施した江崎グリコでは、「作り置き」に特化した商品「できたて革命」を展開し、忙しい夫婦をサポートしている。

「作り置き」メニューは一日の疲れが癒されたり、明日への活力が沸くようなものが理想的だ。そのようなメニューなら、夫婦そろって夕食がとれなくても、夫婦円満に一役買いそうだ。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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