今年8月、ベルギー在住の10代ユーチューバー2人がIKEAで一晩明かし、その行為を収めた動画を同月24日にYouTubeで公開したところ180万を超える閲覧数となった。
彼らは閉店になる3時間前からクローゼットに隠れており、警備の目をすり抜けて真っ暗になった店内でベッドにジャンプし、寛ぐ姿を動画に収めた。翌日の開店前にはまたクローゼットに隠れていたため、最後まで警備やスタッフに見つかることはなかったようだ。この動画が若者の好奇心に火をつけ、IKEAで一晩明かす10代の若者が増えているいう。
10月にはスウェーデン最南部のマルメで、15歳の少女らが店内で一晩過ごした。この少女らは警報器が鳴るのを恐れて一晩中クローゼットの中に隠れていたが、翌朝に警備スタッフに発見され警察に通報されている。
最近では、14歳の少女2人がスウェーデン南部にあるヨンショーピング市のIKEAで一晩明かした後、警備の目に留まり捕らえられた。しなしながら14歳ということで親に注意喚起をしただけで不起訴処分になったという。
IKEAスウェーデンの広報担当者ヤコブ・ホルムストロームさんは、地元メディア『Aftonbladet』に「こうした流行が早く過ぎ去ってくれることを願います。何が面白いのか全く理解できません」と語っている。一方、イギリスのIKEAスポークスマンは「IKEAに興味を持って、楽しもうとしてくれる気持ちはありがたいのですが、安全面を考慮することが一番なので、店での寝泊まりは許可することはできません」と話している。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)