米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】手をピストル風に「バーン!」と言った10歳男子児童が停学処分。(オハイオ州)

とんだ銃社会になってしまったアメリカでは、大人は子供たちの“バーン!”といったピストルごっこを容認しない。見て見ぬふりができなくなっているのだ。オハイオ州ではこのほど、10歳の男子小学生がそうした理由で停学処分をくらってしまった。

米オハイオ州コロンバスの「Devonshire Alternative Elementary School」という小学校で先月27日、父親を伴って校長室に呼ばれた10歳のネイサン・エンティング君が、3日間の停学処分を言い渡された。前日である26日の理科の授業中に、友人とふざけあっていたネイサン君が親指を立てて人差し指を友人の頭に向け、銃を撃つかのようなポーズをとったことが理由だという。

これにカンカンに激怒したのはネイサン君の父親ポール・エンティングさん。『CNN News』の取材に、「息子は確かに“バーン!”と言いながら、発砲するかのような仕草をみせたそうです。でもそれは10歳児にはよくあるふざけ合いで、命を脅かすようなものではなかったはずです」と話し、停学処分は重すぎると学校側を批判した。

一方でコロンバス市の教育関係者は、CNNに対し「その学校では紙で作る銃が流行ったりするなど、数週間にわたり子供たちの間でヒートアップする“ピストルごっこ”に警戒心を高めていました」と説明している。映画にTVドラマにゲーム、そして日常的に起きている銃犯罪。子どもたちは好奇心ゆえ、そのスリリングな部分にだけ惹かれているのだ。「嘆かわしい」と頭を抱えながら解決方法を探せずにいる大人たち。これが来るところまで来てしまった銃社会アメリカの現状である。

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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)