米カリフォルニア州の人気メタルコアバンド、『アズ・アイ・レイ・ダイング(As I Lay Dying)』のボーカリストが、殺し屋を雇って自分の妻を殺そうとした容疑で逮捕されていたが、どうやら刑務所行きは免れないもようだ。
2001年から米カリフォルニア州で本格的な活動をするようになり、日本でも“アズアイ”と呼ばれて親しまれてきた『アズ・アイ・レイ・ダイング(As I Lay Dying)』というメタルコアバンド。そのフロントマンでボーカルを担当するティム・ランベシス(33)が、自分の妻を殺そうと企んだ容疑で昨年5月に逮捕されたが、ランベシスが司法取引により妻を殺すためにプロの殺し屋を雇おうとしていたことを認めたと検察側がこのほど発表した。有罪判決が下れば9年の禁固刑を言い渡される可能性が高いという。
当時、ボディービルとツーリングに夢中で金遣いが荒く、エチオピアからの3人の養子を迎えていた妻のメギャンさんとは別居中であったランベシス。離婚を突きつけてきた妻への殺意を抱いているとの情報を得て、サンディエゴ郡保安当局はランベシスの周辺で捜査を開始していた。そのような中でランベシスは“おとり”のヒットマンに引っかかった。名前と住所といった妻の情報に、報酬の前払いとして1,000ドルを添えて殺人を依頼したところで逮捕となった次第である。
『アズ・アイ・レイ・ダイング』は6枚のアルバムをリリースしており、2007年の『An Ocean Between Us』はビルボード・チャートのトップ8にランクインし、シングルカットされた“Nothing Left”がグラミー賞にノミネートされたこともある。ランベシスは300万ドルの保釈金を支払ったことにより現在は保釈中の身。5月2日に判決が言い渡されることになっている。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)