米国では最大規模を誇り、200メートルを超すその高さに観光客の足も思わずすくむと言われている「フーバーダム」。さらに高いところからそれを見下ろすことが出来るバイパスブリッジ、「コロラドリバー橋」からこのほど女性が飛び降り自殺を図り、死亡した。
米アリゾナ州とネバダ州の州境に位置し、ラスベガス観光とセットで案内されることの多い世界最大級のダムが、コロラド川のブラック峡谷にある「フーバーダム(Hoover Dam)」。1,244フィート(約379メートル)の幅もさることながら、高さが726フィート(約221メートル)もあるこのダムで11日朝、投身自殺を図ったとみられる女性の遺体が発見された。
女性は10日午後6時すぎ、バイパスとしてそのダムを見下ろせる高い位置に渡された「コロラドリバー橋/Mike O’Callaghan–Pat Tillman Memorial Bridge」から飛び降りたとみられている。タクシー運転手の「橋まで女性を乗せたが、車内にバッグを置いたまま戻らない」という通報を受け、ラスベガス・メトロポリタン警察署の警察官が駆けつけた。
ただし女性が飛び降りたところを目撃したという情報は得られておらず、遺体はネバダ州クラーク郡の検視当局に送られて死因の特定を急いでいる。また、数日前から行方不明になっているアリゾナ州マリコパ郡テンピの40代女性との関連性を指摘する声も出ているもようだ。ちなみにこの橋は日本の大手建設会社「大林組」がその最新技術を結集させ、6年がかりで2010年10月に完成させたコンクリート橋としては北米一の長さを誇る橋である。
※ 画像はthevegastourist.comのスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)