米国で26日、アイオワ州を中心に火の玉が空を横切る様子が確認された。街に設置されている監視カメラもそれを捉えており、メディアが続々と紹介。夜空を予告もなく突然強く照らしたその閃光に人々はもう大騒ぎである。
米国中部標準時の26日午後5時半頃、ミネソタ州との境にも近いアイオワ州上空に突然巨大な火の玉が現れ、夜空を横切った。隕石か、それとも宇宙開発がもたらした近年の深刻な問題、“宇宙ゴミの落下”かと大変な話題になっている。
「 アメリカ流星学会(The American Meteor Society)」にはさっそく700を超す目撃情報が相次いだが、アイオワ州やミネソタ州ばかりかウィスコンシン、イリノイ、カンザス、ミズーリ、ネブラスカ、ウェストバージニアといった州からも。隕石落下は珍しくないアメリカでも、これだけ広大な範囲で目撃されるのは稀なことだという。またそれにやや遅れて、同学会には「ブーンという波動を感じた」、「建物がビリビリと震動した」との情報も寄せられた。
アイオワ州のメディアは、ノースリバティの街のある監視カメラが捉えた映像(画像は『PAPU HD』さんがYouTubeで紹介した動画のスクリーンショット)をしきりに紹介している。強い閃光を放つ度に火の玉は小さくなり最後は見えなくなってしまったが、目撃者らは「すっかり暗くなった空は一瞬、太陽が現れたかと思うほど明るくなった。火の玉の色はややグリーンがかっていた」などと話している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)