身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
Rank.1
ヨーロッパ屈指のリゾート地として知られるマヨルカ島の病院に今月5日、ネズミに全身を噛まれた男性が運び込まれた。治療の甲斐虚しく翌日午後に死亡したこの男性は、ホームレスであり下水路の中で長年暮らしていた。彼はこの場所でネズミに襲撃されたことが判明している。
『Diario de Mallorca』紙によると、ドイツ出身で56歳のこの男性は長い間、マヨルカ島北西部ソーリェルの下水路の中で生活していたという。
男性が寝起きしていた空間はゴミだらけで常に悪臭が漂い、使用していたクッションやマットレスには普段からネズミが群がるという不衛生極まりない環境であった。いつから、そして何故この男性が異国の下水路の中で生活を始めることになったのかは明らかにされていないが、彼はここでヘッドライトの灯りとラジオからの情報を頼りに、「セニョール・ロベルト」と名づけられた犬と共に暮らしていた。
この男性の存在は寄付金集めを通して周囲に知られていたこともあり、自治体は彼が不法滞在者であったにもかかわらず、ホームレス支援のための施設に移るよう勧めていたそうだ。しかし男性はそれを拒否し、下水路の中での生活を続けていた。
5日、この男性がトンネルの中で倒れているという通報が警察に入り、彼は病院に搬送された。搬送当時意識不明の状態にあり、ネズミに噛まれた跡が全身に確認された男性は6日午後、多臓器不全により息を引き取った。男性はここ数年健康状態が著しく悪化しており、ネズミの襲撃から身を守ることができずに全身を噛まれて死亡したと見られている。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)