身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
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スウェーデンの西部の街ボロースで、当時9歳の少女が母親と義父から『魔女』と呼ばれ、殴る蹴るといった暴行に加えて強制的に尿を飲まされるなどの虐待を受けていたことが明らかとなった。
スウェーデン紙『Borås Tidning』は、この少女は実の母親とその夫である義父から「魔女である彼女の体内から邪悪な魂を追い払う」という理由で、殴る蹴るなどの暴力的虐待や、さらには嘔吐するまで自分自身の尿を強制的に飲まされたり、口内に電気ショックを与えられるといった虐待を受け続けてきたと報じている。
この虐待は、2007年から2008年に行われていた。現在は養親のもとで暮らしている少女が、最近になってその内容を供述し始めたことで、今月17日に母親と義父が起訴された。だが、少女が2人から受けた最も酷い虐待を裁判の証拠とするにはすでにかなりの時間が経過しているため、無効になる可能性があると検察官は話している。また母親とその夫は未だに少女が魔女であると信じ込んでおり、犯行を否認しているという。
今回のように自分の娘が魔女であると思い込み虐待するというケースは他に例を見ない異様さがあるが、スウェーデンではこれが2件目であった。以前の事件では、虐待に関与したと見られる4人が起訴されたものの、地方裁判所における裁判では彼らに無罪が言い渡された。だがその直後に4人は控訴されており、今年4月に新たな裁判が始められる予定となっている。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)