フランス西部の都市ルーアンのプリスクールで、子供達への教材としてインターネットからダウンロードしたアニメ映画を上映することになった。だがアニメだと思っていたこの動画はなぜかポルノ映画であり、約5分もの間、子供達にそのポルノを見せてしまったのだ。

『Liberation』によるとこの出来事は、ルーアンのプリスクールで3歳から5歳の子供を担当する女性教師が、教材としてインターネットからアニメ映画をダウンロードしたことに端を発する。

だがアニメだと思っていたこの動画は、実はポルノ映画だったのだ。しかしこの教師は、ダウンロードした動画の内容を確認していなかったために、そうとは気がつかず授業に持ち込んでしまった。

さらに間の悪いことに上映開始直後、教師は電話対応で部屋の外におり、状況を把握できる大人がその場にはいなかった。そのためこのポルノは間違ったものであると気づくことなく約5分もの間、子供達の前で延々と流され続けたのだ。

ルーアンの教育委員会はこの出来事を受け、「誠に遺憾な事故である」とコメントしている。この教師に対する懲戒処分の有無は現在のところ伝えられていないが、意図せずポルノを見てしまった子供達は多かれ少なかれショックを受けていると、彼らの両親は話しているという。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）