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イギリスのマラソンランナーといえば、日本人男性を夫に持つマーラ・ヤマウチ選手が現役引退を表明したことが話題となっているが、同じイギリスで御年なんと101歳の素人マラソンランナーが、2月に開催される香港マラソンを最後に今後は参加を控えることを公表した。
このマラソンランナーは、ロンドン近郊イルフォードに住むインド系イギリス人のFauja Singhさんである。Singhさんがマラソンを始めたのは89歳、以来101歳の現在に至るまで合計8回もフルマラソン大会に出場している。
シーク教徒であり、マラソン時も必ずターバンを巻いていることから『ターバンを巻いた竜巻』というニックネームのついたSinghさん、彼の偉業は『世界で最も高年齢のマラソンランナー』として、ギネスブックにも掲載されているほどである。
『Times of India』紙によると、4月1日に102歳の誕生日を迎えるSinghさんは2月24日に開催される香港マラソンを最後に“現役”の引退を表明しているという。とはいえこれは今後、大会への参加を控えるということ。詳しい理由は不明であるが、タバコも酒も嗜まずベジタリアンであり、そして「健康の秘訣は日々運動を続けること」と話すSinghさんは、101歳の現在でも全く病気をせず薬の摂取も必要ないというから、健康状態の悪化が原因ということではなさそうだ。
“現役”引退を表明したとはいえ、「走ることは私の人生そのもの」と語るSinghさん。これからも1日最低4時間のランニングを日課として続けていくとのことである。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)