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以前こちらでも何度かお伝えしている食品への異物混入事件であるが、どういうわけかその多くはフランスで発生している。今回もまたフランスで、ソーセージの中にタバコの吸殻が発見されるという事件が報道された。
『Le Parisien』紙によると23日、南西部の村ベールに住むカップルがチェーン展開されているスーパーで購入したソーセージを食べようとした際に、その中にタバコの吸殻が混入されているのを発見したことで明らかとなった。
2人は気分を害したとしてソーセージを購入したスーパーに苦情を申し立てたものの、それに対する返事はただ単にソーセージの代金が返ってくるだけであったという。お詫びのしるしとしてシャンパンボトルのような物が一緒に返ってくることを期待していた2人は、この対応には非常に失望したと話している。
その後両者は共同で、吸殻が一体どこで混入されたのかという調査の依頼を、競争・消費・違反取締総局に申請している。だがスーパー側の責任者は、このソーセージは外部の企業から商品としてすでに完成されていたものであるため、自分たちが異物混入の責任を負う必要はないはずだと主張する。また、このカップルは証拠としてタバコが混入されたソーセージの写真を提出しているが、責任者はそれについても、「これは対象となっているソーセージそのものではないため、証明になり得ない」と話しているという。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)