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チューリッヒ近郊シュリーレンにあるスイス最大の郵便局で4日夜、正体不明の白い粉状の物質が含まれていた郵便物が発見された。これにより業務が中断され220人が避難、また不安感などから多くの職員が体調不良を訴え、病院に運ばれるという事態となった。
スイスのニュースサイトTagesanzeiger.chや20Minuten.chの報道によると、2つの郵便物から正体不明の白い粉が発見されたという第1報がチューリッヒの警察に入ったのは、4日の20時過ぎのことであった。
この発見は郵便局にパニックを引き起こした。調査のため警察官や救急隊員そして消防隊が大勢動員され、騒ぎの間、郵便局は封鎖された。その間に約220人の職員が業務を停止し避難を余儀なくされ、また34人の職員がこの白い粉の影響からか咳や頭痛、吐き気などの体調不良を訴え、病院に運ばれた。
チューリッヒ警察からの翌日5日の発表によると、この粉末の正体はコーンスターチのようなデンプンであり害のないものであることが、チューリッヒの科学捜査研究所の調査で判明した。
だがこの白い粉は無害なものであったにもかかわらず、何故多くの職員が体調不良を訴えることとなったのか? 詳細はいまだ不明であるが、Tagesanzeiger.chはこの現象を、騒ぎが大きくなればなるほど、この粉末が有害なものであるに違いないと思い込む職員が増え、そうした不安感が体調不良を引き起こす原因となった、いわゆる『ノセボ効果』によるものではないかと説明している。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)