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ロシア北西の街ムルマンスクで、出会い系サイトを通して知り合った男性を殺害し、その肉を調理し食していた21歳の調理師が逮捕された。ロシアでは2011年1月から8月現在までのわずか8カ月の間に、すでに数件のカニバリズム(人肉嗜食)的殺人事件が発生している。
この男はゲイ専用の出会い系サイトを通して知り合った被害者を自宅に招待し、彼をナイフで殺害、その後被害者の肉でハンバーグ状のひき肉料理とソーセージを作り、それを食していた。しかも男はそれだけではなく、その調理過程をビデオで撮影し、インターネット上にアップロードするなどもしていたという。
だが、こうした所から足がついたのだろうか、男は逮捕となったが、もし捕まらないままでいた場合、男はこの先も同じ手口で人を殺害する計画を立てていたというから恐ろしい話である。
その後の調べで、男は出会い系サイトを利用した理由として、目的はあくまで人肉を食すことであり出会いそのものに関心はなかったが、そうしたサイトを利用する人達は一般的にシャイな人が多く、そのため相手の周囲に自分の存在を知らされる心配がないだろうと考えていたと話している。このことからも殺人が衝動的なものではなく、入念に計画されたものであることがよく分かる。
ロシアでは今年だけでも既に数件のカニバリズム(人肉嗜食)的殺人事件が発生している。その1つは5月にモスクワで発生しており、また同じく5月にサンクトペテルブルクでは、16歳の少女を殺害しその肉を食した20歳の男2人が逮捕され、それぞれ懲役18年と19年の判決を言い渡されている。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)