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ブランデンブルク州のアウトバーンにあるいくつかのサービスエリアのトイレから、ステンレス製のドアが盗まれているのが発見された。一見するとおかしなこの盗難事件の裏には、実は犯人による明確な狙いがあったようだ。
盗難の被害に遭ったのはブランデンブルク州のアウトバーン12号線上にある5つのサービスエリアと休憩所で、警察が受けた通報の結果、合わせて20ものトイレのドアが盗まれたことが明らかとなっている。
トイレのドアが盗まれるとは、何やら滑稽なこの盗難事件ではあるが、サービスエリア用トイレのステンレス製ドアを製造する会社によると、ステンレス製品の盗難事件は過去に何度も発生しており、従って今回の事件も起こり得ることであったという。確かに、ドイツのステンレス製のトイレのドアは大変大きく厚さもあるため、これが20もの数に上ると被害総額も大きいものになるだろうということは想像に難くない。実際、今回の盗難による被害総額は何と11万ユーロ(約1200万円)にも及んでいる。
これだけ大きいものが盗まれたとなると何か痕跡が残りそうなものだが、残念ながら犯人の手がかりは未だにつかめてはいない。警察は捜索を進めると同時に目撃情報の提供を呼びかけている。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)