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カリフォルニアのナーシングホームで、男性入居者が出された食事をのどに詰まらせて死亡した事件で、同施設に対し、罰金10万ドルが科された。
カリフォルニア州ロサンゼルス郡サンタモニカ市の医療と福祉が一体化したナーシングホーム、ゴールドスターリハビリテーションアンドナーシングセンターで、歯の無い男性入居者が食事に出されたポークチョップをのどに詰まらせて死亡した。カリフォルニア州公衆衛生局は先月16日、同施設に対し罰金10万ドルを科した。
公衆衛生局によると、同施設の職員らは、医師からやわらかい食べ物を食べさせるように指示を受けていたという。にもかかわらず、60歳の歯の無い男性入居者にポークチョップを食べさせていた。男性は食事をのどに詰まらせて意識を失い、駆けつけた救急救命士がのどに詰まった肉片を取り出したものの、搬送先の病院で1週間後に死亡した。
それにしても心無い行為である。この男性はどのように硬いポークチョップを食べたのだろう。歯が無いということは噛めず、飲み込むことしかできなかったに違いない。同施設は処罰に不満があれば、10日以内に異議を唱えることができるという。
(TechinsightJapan編集部 CHIKAKO)