身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
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ルーマニアでは現在でも民間信仰が幅をきかせており、占い師、あるいは呪術やまじないを行う『魔女』の元を訪れる人が多い。
そんなルーマニアで、占い師や魔女達の行った占いの結果が当たらなかった場合、全ての責任を彼女らが負うべきという決定が内閣によって下された。
内閣は同時に、占い師や魔女として仕事を行うために公的な許可の獲得や、学校や教会の近くでの仕事を禁止するといった決定も下している。
しかしこの決定には、政府がそう定めたところであまり効果がないのではないかと疑問視する声も多い。
当然、占い師や魔女達からも批判の声が上がっており、例えばある魔女は「客の中には、占いの際に必要な個人情報を間違えて申請する人もいます。だから、占いが当たらなかったとしてもそれは私達だけの責任ではありません」と話し、全てを自分達の責任にしようとするこの決定に反対する姿勢を見せている。
ちなみに、先月にも占い師や魔女達への課税が内閣によって決定されたが、それに対する彼女らの抵抗手段は、種々のまじないに用いられることで知られるマンドラゴラの根をドナウ川に流し、内閣に呪いをかけるというものであったという。
占いはあくまで1つの目安であり、努力次第でよい結果になったという、いい意味で結果が外れた話はいくらでも聞く。
だがこのような決定がなされた背景には、政治家が占い師や魔女達に責任転嫁をしようとしているのもあるだろうが、占いに依存しすぎ、自分で努力して運命を変えようとすることを忘れている人もまた多いからなのだろう。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)