身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
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結婚を成立させるため、8000ユーロ(約89万円)を家族に支払われ結婚させられた女性が、夫の元から逃げ出した。
男性側は女性の家族に支払ったお金の返却を請求するものの、裁判所はそれを却下する判断を下した。
ノルトライン・ヴェストファーレン州の街ハムに住むクルド人の男性一家は、2007年に当時19歳であった女性の父親に8000ユーロを支払うことで、男性との『結婚』を成立させた。
だが妻となった女性は、夫から性的暴行を加えられたことにより、結婚式当日に逃げ出したという。
このため男性一家は女性の家族に、支払った8000ユーロを返却するよう訴えを起こしていた。
というのは、彼らの信仰する宗教、ヤズィーディーでは、結婚1年以内に別れた場合、元妻の家族は元夫側から支払われた金額を返却しなければならない決まりがあったからだ。
だがハムの上級地方裁判所は、こうした花嫁の『購入』はドイツでは認められておらず、またこのケースは基本的人権を著しく侵害するものとして、男性側の訴えを退けた。
近年のヨーロッパにおける移民の増加は、多種多様な文化による恩恵以上に、人権を無視する習慣の固執や移住先の法律を拒否するなどの問題をもたらしている。
この件は一見、男性の支払い損に見える。だが被害者はやはり、性的暴行を受けた女性であろう。
恐らく、花嫁を『購入』したことによる女性への差別的な見解や姿勢が、性的暴行として顕在化したのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)