赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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ロサンゼルス市警察署は16日、7月に逮捕した婦女暴行連続殺人犯「グリムスリーパー(眠れる残虐犯)」ことロニー・フランクリン・ジュニア容疑者(57)の自宅を捜索した際に押収した女性の写真を公開、身元およびその生存確認を急いでいる。KTLAニュースが18日伝えた。
同容疑者の自宅からは他に女性を映したビデオも押収されているが、今回公開したのは女性ばかりの顔を写した写真180枚。同市警は被写体の女性本人、または家族、知人に情報提供を求め、同容疑者の犠牲者が他にいないかを確認したいとしている。
フランクリン容疑者は、1985年から2007年の間に10人の女性と男性1人を殺害、さらに女性1人に対する殺人未遂容疑で逮捕された。被害者は売春婦を含む黒人女性ばかりで、性的暴行を受けた後、銃殺あるいは絞殺されている。遺体のほとんどは、容疑者の住むサウスロサンゼルス付近で発見された。
この連続殺人では、1988年の犯行から次の2002年まで間隔が開いていることから、犯人を「グリムスリーパー」と呼ぶようになった。長年に及ぶ捜査でも容疑者が特定できなかったが、2007年に12番目の被害者が殺害前に逃げのびたため、犯人の容姿についての証言を得ることができた。さらに同市警はデータベースに登録されている犯罪者のDNAと被害者から採取されたDNAを照らし合わせたところ、フランクリン容疑者ではないが、別件で登録されていた息子のDNAと非常に似ていたことが今回の逮捕につながった。
8月に初審判がロサンゼルスで行われたが、同容疑者は無罪を主張しているという。
(TechinsightJapan編集部 あきながまさこ)