ニューヨーク州バッファロー在住の4人が、航空会社JetBlueの”1ヶ月乗り放題All you can jet”というキャンペーンを最大限に利用し、31日間でできる限り多くの街を訪れる旅行計画を開始した。
ジョー ディナドがJetBlueのウェブサイトで出張の手配をしていると、「599ドルで1ヶ月乗り放題」というキャンペーンに気づいた。さっそく友人にその事を話し、結婚も子供もない今のうちに面白い旅行でもしてみようということになった。1ヶ月間で出来るだけ多くの都市へ行く為に街の滞在時間を約12時間と決め、今回の旅行計画を「12hours」と名付けた。最初は街から街へと順々にアメリカを周遊しようと考えたが、JetBlueのフライトパターンではスケジュールがうまく合わなかった。そこでニューヨーク州JFK空港を拠点に都市を行き来する作戦に乗り出した。(例:JFKからヒューストン、ヒューストンからJFK,JFKからシカゴなど)
ディナドと3人の友人が出発する前に資金集めのパーティーが行われ、今回の計画の成功を願う人々から4人への寄付金が集められた。また「12hour」プロジェクトは地元だけではなく、他州のメディアからも注目を浴びている。JetBlueにコーヒーを提供している有名ファストフード会社ダンキンドーナッツはネットで計画を知った社員から話を聞いたことがキッカケで、100ドルのギフトカードを寄付している。
現時点のプランでは31日以内に44のフライトを利用し、28都市を訪れる予定になっている。ディナドらは自らのウェブサイトやFaceBook, Twitterなどのメディアで画像や動画付きで毎日の旅行経過をレポートしている。実際は街にいる滞在時間よりも飛行機内や空港内で過ごす時間の方が多いこともある。すでに計画ミスで飛行機の乗り継ぎに失敗するトラブルにあったが、4人は今だけしかできない旅を満喫しているようだ。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)