米国発!Breaking News

writer : techinsight

【米国発!Breaking News】65年間禁酒を続けた小さな町。(イリノイ)

マーティンスビルはイリノイ州にある静かな町で、人口は2008年時点で1212人だ。そんな小さな町に過去65年間なかったのは酒屋だった。1933年に禁酒令が解禁になってからも酒類の販売は条例で禁止されていた。

今年4月議会が条例を撤廃してから町内のコンビニエンスストアで酒類の販売が開始された。店長ブライアン モリスは「8〜10%ほど売り上げが伸びている。」と話している。

酒類の販売で税収の増加が見込まれており、不況の影響がまた続く町には財政難を助けることになる。しかし65年間も守り続けて来た禁酒を解禁すると多くの問題につながると心配する町民もいる。そのうちの一人である地元の教会牧師アート オーンドルフは「結果的には納税者がもっと税金を払うだけだ。」と反対の声をあげている。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)