赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
Rank.1
46歳のドイツ人男性がふたの開いた下水溝に誤って落ちた後、まったく身動きがとれなくなった。救出を待つ間にどのような思いが彼の頭を巡ったのだろうか? 彼はこよなく愛するビールを断つことにしたという。
好きなビールを飲んだ帰り道、彼の視界は危うかった。下水溝のふたが開いていることに彼が気づかなかったのは、何も暗がりのせいばかりではないだろう。また、足もとも相当ふらついていたはずだ。さらに悩ましいことには、ふくらんだビール腹がひっかかるために、どうしても穴から脱け出すことができなかった。
そばに車を停めていた男性が、下水溝の穴にはさまって苦しむ男を発見した。引っぱり上げようと力を振り絞ったが、男のビール腹は穴にぴったり挟まって、抜けてはくれなかった。どうやって入ったのか不思議だが、どう見ても男のビール腹は、穴の幅を上回っていた。
男性は独力での救助をあきらめ、消防隊を呼ぶことにした。が、消防隊をもってしても、男を救出するのにはたっぷり1時間を要した。下水道の穴を壊して、少し広げなければならなかったからだ。
この事故はドイツ中に報道された。下水道の穴にはまった男の恥ずかしい姿を見て、憐れむより笑ってしまった向きは多かったのではないか。「人は経験の総和である」という。現在のキャラクターを決定するのは過去の経験である。恥をかいた男は懲りたのだろう。ビールをきっぱりと断ち、ダイエットを始めることにしたそうだ。
(TechinsightJapan編集部 田中箇)