米国発!Breaking News

writer : testjournalist

【米国発!Breaking News】燃える闘魂”ロッキー”で癌に戦い抜く!

ある日突然、自分の身体が癌に侵されているとわかった時、人は動揺し、何もかもが見えなくなってしまうだろう。現在68歳のコープランドが癌の告知を受けた10年前、医務室を出た直後に外で待っていた夫にこう言った。「癌だって。ハンバーガーでも食べに行きましょうよ。お腹が空いたわ。」 ドッティー・コープランドの場合、癌の告知が彼女自身を強くするキッカケとなったのだ。

その後コープランドは戦かわずにいたくないと、ジョギングや縄跳びなどのエクササイズを始めた。「自分に“ボクシングの試合のように癌と戦うんだ”と言い聞かせながらやってきたわ。映画ロッキーが好きだったからビデオを買いに行ったの。それから2週間、一日中あのテーマソングを流しては精神的に自分を鍛え上げたのよ。」と、コープランドは語る。

ロッキーの精神は癌手術直前までも彼女を支え続けた。手術当日は前日買っておいたカモフラージュ柄の帽子とTシャツを着て勇敢な兵士のごとく、大きく胸を張って病院へ向かった。受付に到着し、コープランドはナースに言った、「名前はドッティー・コープランドです。手術の為にやってきました。心の準備ができています。かかって来いってくらいです。」コープランドの強い意志を尊重し、手術中は手術室にロッキーのテーマソングが流れていた。

それから9年の月日が流れ、コープランドは癌の諸症状のない生活を送っている。いつ癌が再発するかわからない状況ではあるが、明日終わるかもしれないと覚悟しながら人生を彼女なりに生きてきた。コープランドは“ファイティングスピリットで生き抜き、三人の素晴らしい人間を育て上げた女性”として人々に覚えてもらいたいと願う。「私が死んだ時は子供達に“うちの母はすごい人だった。とても良い人生を過ごした。”と言ってもらいたい。」と、コープランドは言う。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)