writer : ac
健康で体を鍛えていた頃のダニエル・ケインさん。英プレミアリーグ「アーセナルFC」のアーセナル・フットボール・クラブ・アカデミーでプレイしたこともあり、電気管理技術者として活躍していた
心臓が24分止まり、病院に搬送後、25日間の昏睡状態に陥ったダニエルさん。家族は医師から「最悪のケースも考えて欲しい。また万が一助かっても脳に損傷が残るだろう」と告げられた
2020年6月以来、身体に麻痺が残り、最初は何もできなかったというダニエルさん。5つの病院やケアホームでケアを受け、帰宅できたのは事故から2年半後の昨年12月のことだった
今年1月16日から、地元にある非営利団体「ニューロキネックス(Neurokinex)」で立つことや歩くことを目的としたリハビリを始めたダニエルさん。少なくとも3~4年間は訓練が必要という
気分が落ち込んでしまったり、うつになったり、不安で仕方なくなるなどの心的外傷後ストレス障害を抱えているというダニエルさん。母は「リハビリ施設を“幸せな場所”と感じているようだ」と明かす