writer : ac
14歳の時に日焼け用ベッドの使用を始めたというイギリス人のアンシア・スミスさん。ビューティサロンの手伝いをする代わりに、ご褒美として週に2~4回、30分ほど肌を焼いていたという
2010年、33歳の時に左耳表面に小さな赤い点ができているのを見つけたアンシアさん。しかしかかりつけ医には「いぼだから問題ない」と言われて5年が経ってしまった
2015年の2回の手術では、左の外耳、内耳、耳珠、リンパ腺、唾液腺、側頭が切除され、左耳は全く機能しなくなった。がんは深い組織へと浸潤しており、30回を超える放射線療法に耐えた
息子ロビーさん、夫ステイさんと一緒のアンシアさん。家族に「日焼け用ベッドを全面禁止にして欲しい。私の黒く変色し、出血した病気の耳の写真を全ての日焼けサロンのドアに貼って欲しい」という最後の願いを託した
最初の異常から5年後、左耳の表面が黒いいぼ状の塊で覆われ、出血するようになる。こうして皮膚がんの一種、メラノーマ(悪性黒色腫)のステージ3と診断され、手術で左耳を切除した