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修道士たちが祈りと修業をしながら禁欲的な生活をしている「スケテ(Skete)」と呼ばれる小さなコミュニティに滞在していたという。彼らは山にハイキングに出かけ、夕食に野生のキノコを集めて食べた。
しかし彼らは体調を崩し、翌9日の早朝にスケテに戻り、病院で治療を受けた。
アトス山の当局は、彼らについて「命の危険はありません。アトス山付近のハルキディキとテッサロニキの病院で治療を受けています」と述べた。なお、彼らが食べたとされるキノコの種類については、明らかになっていない。
キノコについて紹介する英国のウェブサイト『Wild Food UK』では、世間で言われている安全なキノコの見分け方には実際には根拠がなく、非常に危険なことが多いと警告している。例を挙げると「傘の皮が剥ければ安全」というが、毒を持つドクツルタケも簡単に皮が剥ける。また「木に生えているキノコは安全」というが、ツキヨタケのように致命的な毒を持つものもある。さらに「動物が食べているキノコは安全」も誤りで、多くの動物は毒キノコを食べても悪影響はないそうだ。
このように安全なキノコかどうかを見分けるには確かな知識と技術が必要で、素人には難しいとされている。
画像は『The Epoch Times 「11 Romanian Pilgrims in Greek Hospital After Eating Poisonous Wild Mushrooms on Mount Athos」(Jolanda Aalbers/Shutterstock)』『Discover Greece 「Mount Athos」』より
(TechinsightJapan編集部 MM)