やっと自分の身に何が起きたのかを理解した。しかしながら手足の感覚がなく、両脚が全く動かなかったそうで、「片腕だけは普通に動いたが、体中が火傷で痛かった。腸、脚、皮膚、全てに痛みを感じ、呼吸困難で息ができない感覚に襲われた」と明かした。
なお、パーヴェルさんが履いていたスニーカーはズタズタに引き裂かれ、下着は一部が焦げ、半ズボンは散弾銃で撃たれたようにボロボロになり、 Tシャツは半分が焼けてしまっていた。そして「死は誰にでも訪れると理解していたものの、こんなに早く死ぬなんて、どんなに悲しいことか」と漠然と考えていたそうだ。
ところがパーヴェルさんは、事故の翌日には歩けるまで回復し、経過観察のため数日間入院した後、無事に帰宅した。
驚異の回復を果たしたパーヴェルさんについて、友人らは「雷に打たれたことでスーパーパワーを身につけたのでは?」とジョークを言っていたようで、医師は「あの状態で重傷を負うこともなく、生き残ったことは奇跡的としか言いようがない」と驚いていたという。
ちなみに2020年にもロシアで、雷の直撃を受けた16歳のサッカー選手が奇跡的に一命を取り留めた。一度は呼吸が止まり、落雷によるショック状態で胸に火傷を負い、肺を損傷していた。
画像は『Durres Lajm Instagram「Momenti i frikshëm kur 32-vjeçari Pavel Smirnov u godit nga rrufeja teksa po kërcente me vëllanë dhe një shok në një skelë në Batumi të Gjeorgjisë po bën xhiron e radhës në rrjetin X.」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)