猫はSPCAによって引き取られた後、すぐに獣医の元へと連れて行かれた。
カイさんによると、親子は乾燥機を使用する前に中にいる猫に全く気づかなかったという。猫は顔と体の一部に火傷を負っていて流血もあったようだが幸いにも九死に一生を得ることができた。のちにSPCA事務局長のアーティ・サンカールさん(Aarthi Sankar)は、ニュースメディア『Mothership』の取材に対して、「猫は乾燥機の回転時に体を打ちつけた以外は大きな怪我はなかった」と明かし、次のように付け加えた。
「猫がもっと長い時間、乾燥機の中に閉じ込められていたら、さらにひどい打撲や火傷に熱中症、または窒息に至っていたことでしょう。」
またアーティさんは、猫を発見してすぐに助けを求めてきたコインランドリーの利用客である親子に感謝の意を表し、「迅速な対応が猫の生死を分ける可能性があるのです」と述べた。さらに彼女は同ニュースメディアを通して、家庭や公共施設の大型家電製品は猫や小動物の隠れ家となることがあるため、使用前に必ず内部を確認するよう呼びかけ、次のように注意を促している。
「彼らは好奇心や暖かく快適な場所を求めて入り込むことがあり、中に居座ってしまうことがあります。彼らは危険だと気づくことがないため、命を救うためには私たちが十分に注意を払うことが重要となるのです。」
ちなみにSPCAがコインランドリーに設置してある監視カメラを確認したところ、猫が自ら乾燥機に入って行く様子が映っており、親子が乾燥機に洗濯物を詰め込んでスイッチを入れた時でさえも猫がいる気配は見られなかったという。
画像は『Kai Xin AvDay Facebook「UPDATE : 25th August 2024 Thank you everyone for reading my post. Thank you for sharing as well.」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)