子猫は彼の後を追ってしがみつき、脚に登り始めた。マットさんはこの時の様子を動画に撮影しているが、子猫はマットさんを行かせまいと必死な表情をしており、まるで「一緒に連れてって」と叫んでいるようにも見えた。
マットさんは仕事が残っていたためホテルに戻らなければならなかったが、子猫の訴えに根負けして一緒に連れていくことにした。
「遅い時間だったので、誰にも電話できなかったし、子猫をそこに置き去りにしたくなかったんです。子猫のために箱でベッドを作ろうとしましたが、そこに入ってくれなかったので結局、連れて帰りました。」
子猫をホテルに連れてきたマットさんは、簡易的なベッドを作るも、子猫はマットさんの肩の上によじ登ってそばを離れなかったそうで、マットさんはこう明かしている。
「子猫は私の肩か、胸の上にいる時だけ落ち着いているようでした。私が子猫を移動させようとすると悲鳴を上げ、すぐに私のところによじ登ってくるんです。どうしても用事を済ませなければならない時も、箱の中で“ニャー、ニャー”と叫んでいましたね。」
そんな子猫の動画には、ユーザーから「あなたは子猫に選ばれたのよ」「神に選ばれたのね」といった声が寄せられ、2000万回以上の表示回数を記録するほど反響を呼んだ。また、「あなたは、たった今“Cat Distribution System(CDS)”について学んだところだ」というコメントも届いており、日本の都市伝説の一つで猫好きな人に猫を派遣する謎の組織「NNN(ねこねこネットワーク)」の海外版「CDS(猫分配システム)」による巡り合わせだと感じる人もいた。
マットさんは愛犬“スパイク(Spike)”を飼っているため、子猫を引き取ってくれる人がいないか家族や親戚に声をかけたものの見つからなかった。最終的にマットさんは、子猫に“ダンドルフ(Dandruff)”と名前をつけて自分で飼うことに決めた。
マットさんは、引き続きダンドルフの動画や写真をXに投稿しているが、彼の胸の上で安心しきって眠るダンドルフの姿が公開されている。
Umm… so this just showed up outside my work… I have no idea what to do and everyone I would call about it sleeps like normal people… pic.twitter.com/BTfBAGjGcx
— Matt Ramsey (@OneNerdyOpinion) August 8, 2024
画像は『Amo Meu Pet 「Gatinho órfão sobe na perna de um estranho e exige ir para casa com ele」(Foto: Matt Ramsey)』『Matt Ramsey X「They’re very sleepy. Not sleepy enough to lay in the box, but very sleepy on my chest.」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)