医師は当初、アンバーさんが歯ブラシを飲み込んだことを信じていないようだった。
その日は一旦滞在先に戻ったアンバーさんだったが、翌日に再び病院へ行き、上部内視鏡検査を受けた。しかし医師は、アンバーさんの胃の中にある歯ブラシを取り出すことができなかったため、彼女は設備の整った「KBCスプリット病院(Kbc Split Hospital)」に搬送された。
そこではループ状の紐が先についた内視鏡によって、アンバーさんの胃の中にある歯ブラシを掴んで喉から引き出す方法をとったが、歯ブラシを取り除くまでに45分もかかってしまった。アンバーさんはその間、はっきりと意識があったそうで、今回のアクシデントをこのように振り返っている。
「とても怖かったんです。家族もみんなショックを受けていましたが、今回の休暇が台無しになることはありませんでした。でも、一歩間違えるようなことが起きていたら、休暇は台無しになっていたでしょう。」
「幸いにも歯ブラシで窒息することはなく、そのまま胃の中まで落ちていきました。でも、歯ブラシを飲み込んだ時は『なんてこと! 私、死んじゃうかも』と感じたんです。なんとか歯ブラシを掴もうとしたのですが無理でした。それで息ができると分かったので、そのまま飲み込もうとしたんです。」
「私はよく筋肉がつるので、数か月に一度は喉の筋肉を伸ばすようにしているんです。歯ブラシが喉に突っかからなかった理由は、そのことも影響していると思います。」
無事に胃の中から歯ブラシが取り除かれたアンバーさんは「生きていて本当に幸運です」と語ったが、今でも歯を磨くのが怖いそうで、手をきちんと乾かしてから歯ブラシを握り、ゆっくりと歯を磨いていることを明かした。アンバーさんは最後に、「今は慎重に歯ブラシを使うようにしています。同じことが他の人にも起こらないように願っています」と締めくくっている。
画像は『The Mirror 「Mum ‘lucky to be alive’ after swallowing 20cm toothbrush while on Croatia holiday」(Image: SWNS)(Image: No credit)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)