右手でピストルの形を作って“勝利のポーズ”をとった。他にも男子円盤投で優勝したジャマイカのロジェ・ストナ選手(Roje Stona、25)も、カメラに向かって同じポーズをとっていた。
さらに、セーヌ川で開催された男子10キロマラソンスイミングでは、金メダルのクリストフ・ラソフスキー選手(Kristóf Rasovszky、27)と銅メダルのデイビッド・ベツレヘム選手(David Betlehem、20)の両ハンガリー代表選手が、肩を並べてディケチ選手のポーズをとった。
そんなディケチ選手の勝利のポーズは、オリンピックだけに留まらなかった。欧州サッカー連盟のUEFAチャンピオンズリーグ予選では、トルコのチーム「フェネルバフチェSK」所属のイルファン・カフヴェジ選手(İrfan Kahveci、29)がフリーキックでゴールを決め、スタンドの声援に対してディケチ選手のポーズで応えていた。
世界中から注目を浴びることになったディケチ選手だが、彼はトルコのニュースメディア『Anadolu Ajansı』に対して次のように語っている。
「これほど大きな反響になるとは、全く予想していませんでした。いつものように射撃の構えに入って競技に臨んだだけですよ。でもこれは、私だけの成功ではなくトルコ共和国の成功だと思っています。」
「今回のオリンピックに向けて、できる限り準備しました。できれば金メダルを獲りたかったのですが、最後の最後に逃してしまいました。私たちは決勝まで進めたことにホッとしましたが、同時に若干プレッシャーもあったのです。でも最後の瞬間までパートナーのタルハン選手と力を合わせて、いい勝負ができたと思っています。」
画像は『Eurosport Instagram「The name’s Dikeç. Yusuf Dikeç.」「He’s taking over the Olympics」』『World Aquatics Instagram「It’s and for Hungary with Kristof Rasovszky and David Betlehem in the #MarathonSwimming 10km!」』『Republic of Fenerbahçe Instagram「Maç sonucu: Lille 2-1 Fenerbahçe.」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)