頭蓋骨を完全な状態で残すことにも成功したそうで、保健省は先月30日、「男性の回復は非常に早い」と明かした。男性は現在、合併症を防ぐために抗生物質の投与を受けており、間もなく退院できる見込みだ。
なおニジニ・タギル市立第一病院の主任医師アレクサンダー・パブロフスキフ氏(Alexander Pavlovskikh)は、手術の成功を受けて次のように述べていた。
「私たちの病院は、スヴェルドロフスク州で緊急の脳神経外科手術を行うことができる数少ない医療機関の一つです。私たちは神経外科医のための独自の学校を育成しており、これは毎年成長が見込まれます。また複雑な怪我や病気の外科的手術を確実に行うことで、より効果的なリハビリにも力を入れています。」
ちなみに男性がどのように転び、頭蓋骨に釘が刺さったのかについては明らかにされていないが、「この状態でよく助かった」というニュースはたびたび報じられている。2022年にはインドの高校で、男子生徒の首に他の生徒が投げたやり投げのやりが突き刺さる事故が起きていた。このやりは少年の首の付け根あたりを貫通したが、奇跡的に急所を外れて助かっていた。
画像は『РИА Новый День 「Уральские врачи достали из головы 78-летнего мужчины 15-сантиметровый гвоздь」(Фото: ДИП Свердловской области)』『Новости Нижнего Тагила 「15-сантиметровый гвоздь достали из головы пенсионера медики Нижнего Тагила」(Фото: Минздрав Свердловской области)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)