![「ママ、この子飼ってもいい?」庭から抜け出した犬、子猫を連れて帰る(米)<動画あり>](https://japan.techinsight.jp/wp-content/uploads/2024/07/mypositiveoutlook2407041609-196x210.jpg)
のちに甲状腺の病気が見つかった。しかしシンディは、未来の飼い主となるラナさん(Lana)との出会いで、治療を乗り越えながらラナさんのケアのもと、定期的なトレーニングと食事療法を続け、保護から5か月後には走ることができるようになった。
これによりシンディはラナさんに正式に家族として迎えられ、一緒に暮らすこととなった。生きることを諦めていたシンディが、“新たな人生”を取り戻した瞬間だった。しかしながらまだ完全に健康的な体重とは言えなかったため、その後も食事療法が続けられ、ラナさんと一緒にハイキングやビーチを散歩するなどして徐々に体重を落としていった。
そしてシンディは、7か月間で体重が28.5キロにまで落ち、見違えるようにスリムになった。また、皮膚が改善したことで被毛も綺麗に生え揃い、生きる喜びを取り戻したかのようだった。
ちなみにシンディを保護したニールさんはアイルランド出身で、3年半前にアルコール依存症を患い、大量に飲酒したことで命を落としかけたことがあった。そんなニールさんにとって、犬たちを保護する活動が自身の回復の助けにもなったようだ。体調を取り戻すためサムイ島でジョギングを始めたところ、栄養失調の犬をたくさん目にすることになり、お腹を空かせた野良犬に餌をあげて、その動画をシェアしていた。ニールさんの動画は人々の注目を集め、その後動物保護団体「Happy Doggo」を設立することになったそうだ。
ニールさんはシンディについて、7回に分けて投稿したストーリーの最後にこう綴っている。
「シンディはタイの単なる野良犬だったかもしれないが、私たちはシンディから多くのことを学ぶことができると思う。人生ではひどく落ち込むこともある。それでも私たちは、決して負けちゃいけないんだ。」
This was how I found her. Laying in the streets, her hair falling out and cars wizzing inches past her head.
Cindy Crawford had given up on life and had lost all the dignity (2/7) pic.twitter.com/y4p3KwWfRZ
— Niall Harbison (@NiallHarbison) June 17, 2024
画像は『Niall Harbison X「On the 22nd of September last year I found Cindy Crawford on the streets.」「This is Cindy Crawford today.」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)