「正しいと思ったことをしただけ。そして全てが完璧にできたんだ」と笑顔を見せた。
一方でホルダー巡査長は、「彼の通報はこれまで私が受けた中で最も心にグッとくるものだった。本当に素晴らしいよ」と語り、ミッチ・ラルストン保安官代理(Mitch Ralston)は「危険な状況を回避し、自分とおじいちゃんの安全を確保するなんて、なんて立派な少年なんだろう」と述べ、ドレイク君を称賛した。
そしてドレイク君の家族はというと、トラックを見事に運転したことに驚愕しつつも「あの子は農場でたくさんの時間を過ごしているの。きっとその中で運転の仕方を覚えたのでしょうね」と明かした。
ゴードン郡保安官事務所は今回の件から数日後、ドレイク君を称えて市民功労賞を授与したほか、ジョージア州を本拠地とするプロ野球チーム「アトランタ・ブレーブス」の帽子とシャツ、試合のチケット4枚をプレゼントした。ドレイク君は自身の行動について、得意そうにこう述べたという。
「僕がしたことで、州間高速道路上で多くの人の命を救うことができたと思う。これって架空のスーパーヒーロー『マイティ・マン(Mighty Man)』とか、そんな超人がすることだよね!」
ちなみに昨年4月には、米ミシガン州の学校に通う中学1年生(アメリカの7年生)が、乗っていたスクールバスの運転手が意識を失ったことに気付き、的確な判断でバスを止めた。そして少年の冷静な判断には「ヒーロー」の声があがっていた。
画像は『WLOX 「Boy takes the wheel after grandfather falls unconscious driving 70 mph」』『Gordon County Sheriff’s Office Facebook「Sheriff Recognizes Youngster For Lifesaving After Grandfather Suffers Medical Emergency While Driving on Interstate 75」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)